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ホットスポットに注意!
じめじめしたこの時期、「ホットスポット」という急性湿疹を起こしやすくなります。
元々のアレルギー体質で掻いた箇所や、蚊やノミ、ダニに噛まれて掻いた箇所に傷ができます。その患部が高温で多湿のために、毛の根元が蒸れた状態になり細菌が繁殖して赤い湿疹ができるのです。その部分の毛がごっそりと抜けたりもします。
猛烈な痒みがあるため、掻いたり噛んだりすることを止められません。悪化、重症化する前に早めに治してあげましょう。
患部をシャンプーで洗浄し清潔にした後に外用薬(適正な消炎剤や痒み止め・抗菌剤など)で治療します。 なるべく掻いたりなめたりしないようにすれば数日で治ります。
再発させないためにも、体が濡れたら良く乾かし、虫などの対策も万全に。日頃から愛犬の皮膚のチェックをして快適に夏を過ごしましょう。
フィラリア予防開始の時期です
年々春は短くなり、3月にもかかわらずの夏日の出現。亜熱帯化していきている日本ですが、それに伴い蚊の発生も早くなっています。
犬のフィラリア予防は蚊が発生する前(遅くても5月までには)獣医師の検査を受けてお薬を処方してもらいます。犬フィラリアは蚊を媒介して肺動脈や心臓に寄生し、成長すると30cmにもなる糸上の寄生虫です。万が一フィラリアに寄生すると死に至ることもありますので、蚊の活動期間の5月から12月までは毎月1回予防薬を与えましょう。
また、万が一、既にフィラリア症にかかっていた場合にお薬をあげるとショック症状を起こすことがあります。必ず病院で検査を受けて、フィラリアにかかっていないことを確認してからお薬を処方してもらって下さい。
毎日のお散歩を安全で楽しいものにするためにも、季節ごとのケアを大事にして下さいね。
寒さ対策を見直す
犬は基本的には寒さに強い動物です。しかし今年のように寒さが厳しい冬は犬にとっても辛い時期でもあります。犬種や、育った環境、年齢で寒さを感じやすくなっている事もありますので、寒さ対策を見直してあげましょう。
犬が寒いと感じている時は背中をまるめて震えていたり、日の当たる場所や暖房器具の前にいたりします。そんな時は室温や湿度をチェックし、それでも震えている場合は洋服を着せます。
ゲージにはタオルやフリース、毛布などをかけ、寝る場所にもフリースや毛布などのもこもこした感触のものを置いてあげてください。気温があまりにも下がる時や夜間は、ペット用の湯たんぽやホットマット、電気毛布などの用意も必要となります。
ペットにとって、寒ーい冬は飼い主と一緒に部屋で快適に過ごせるのが一番の幸せですね!
ペットも注意?花粉症対策。
この時期人を悩ます花粉症ですが、犬や猫にも花粉の影響はあります。ヒトの症状とはことなり、犬・猫には、花粉が皮膚に付着してアレルギーを引き起こすアレルギー性皮膚炎の症状が多く見られます。花粉が飛ぶシーズンに散歩に出た時、目や口の周り、耳、脚、おなかなどに赤みが出て痒がります。
対策としては、ヒトと同様に花粉に接触しないことが一番です。花粉のピーク時の散歩は避け、なるべく家の中にも花粉をいれないようにしましょう。お散歩の時に、はたきやすいツルッとした素材の服を着せ、被毛や皮膚に直接花粉がつかないようにするのも一案だと思います。
人のような典型的な花粉症の症状が少ないために、気がつかない事もあるかもしれません。毎年特定の時期に体をかゆがったりするなら、花粉が原因のアレルギーの可能性もあります。一度、動物病院を受診してみることをおすすめします。
乾燥を食事でケアする
気温が下がり湿度も低い冬本番、一番乾燥しやすい季節です。気候に加えて、暖房器具、静電気は皮膚や被毛にも影響します。うるおいを保つためには食事からケアしてあげましょう。
水分:水分は排泄を促したり栄養素を体の隅々まで運ぶだけではなく、皮膚の保湿にも欠かせません。冬場もたっぷりと新鮮な水を用意してあげてください。
質のいい油:口から摂る油分も保湿に有効です。オメガ3脂肪酸を含むフラックスオイル(亜麻仁油)、えごま油、魚油などを少量、加熱しないでフードにトッピングしてあげると良いでしょう
上質なたんぱく質:体の構成に欠かせない栄養素がたんぱく質です。消化吸収しやすい動物性たんぱく質(肉、魚、卵)を中心に、アレルギーなどが出ないように体に合ったたんぱく質を選びましょう。
お家ではあなたが主治医です
日増しに秋も深まり、朝晩は肌寒く感じるようになりました。ペット達も冬への下準備にとりかかる季節です。この機に日々のスキンシップを深めましょう。日常的なケアは大切なペットたちの病気やけがなどの早期発見にも役立ちます。
体格のチェックや飲水量、食欲の増減、口、耳、眼など全身の皮膚の様子、便の色、量、固さなどを細かく見てあげましょう。
いつもと違うなと思った時は、早め早めに医師に相談するなどの対応をとることで、大きな病気やケガの悪化を未然に防ぐことができます。
大切な家族の一員に元気で快適に過ごしてもらいたいですね。
ジメジメの梅雨時に気をつけたいこと
今年の暑さもすでに尋常ではないですが、例年通りの梅雨時期の湿気も嫌なものです。
この時期に多いトラブルが「外耳炎」や「皮膚疾患」です。湿ったままの状態は細菌が繁殖しやすい環境ですので、シャンプー後はなるべく早くしっかりと乾かしてあげましょう。
また、湿ったところを歩かせると肉球がふやけて傷つきやすくなります。普段は気にならないような小石や小枝でもケガをする恐れがありますので気を付けてあげてください。
梅雨時からケアをしっかりとして、元気に暑い夏を乗り切りましょう。
季節の変わり目の体調管理
気温差が大きい季節には、お腹を壊しやすくなると言われます。そのため春先から初夏にかけては下痢や、胸やけなどを感じて道端の草などを食るなどの症状が多くなります。
なるべく早く元の状態に戻すためにも、日頃からフードは安全で消化が良く栄養バランスが良いものを選びましょう。胃腸の調子が健全であればちょっとした下痢などはお薬に頼ることなく、消化酵素のサプリメントを与えることで改善されます。
PKCのおすすめのベジタブルエンザイムは100%ナチュラルな植物を原料にした消化酵素です。アレルギー、過度の抜け毛、免疫システムの不調、皮膚のトラブルなどにも役立ちます。消化関係のトラブルには常備しておきたいサプリメントです。
この冬を快適に過ごすために
夏より温度調節がうまくできる冬は、犬にとって比較的過ごし易いといわれています。それでも室内飼いの場合は人間に合わせた室温で過ごすことが多いでしょう。
この時期は空気が乾燥している上、暖房器具の影響で部屋の中もとても乾燥しがちです。乾燥は皮膚や呼吸器に影響を与える原因にもなります。適度な湿度と室温を保てるように注意してあげてください。
また寒い時期は水の摂取量も少なくなり泌尿器科系のトラブルも起こりやすくなります。 いつでも飲める新鮮なお水を用意してましょう。
今年も暖冬のようですが、年齢や犬種で寒さへの対応もちがってきます。
食事の量やお散歩の時間帯、運動量などそれぞれの個体あった心遣いで快適な冬を!
涼しくなって絶好調?
暑くも寒くもなく、湿度も低い快適な季節の到来です。ペットたちも活動的になるので、たくさんお散歩をして夏の間の運動不足を解消しましょう。日光浴や気持ち良い風の匂いを嗅いだりする事はストレス解消にもなりますね。
また、反対に夏バテで体力が落ちている場合には、抵抗力が落ちて感染症にかかりやすくなったり皮膚病になりやすかったりします。換毛期でもあるので皮膚の状態はこまめにチェックして炎症や湿疹がないか確認してあげてください。お腹や肉球の間、脇などをリラックスして見せてくれるように日頃からのスキンシップが大事です。